トヨタの技術職で、女性社員が部長クラスに就任したことの意味

トヨタ初の、部長級技術職の女性社員

トヨタ自動車が発表した2015年1月1日付の人事異動で、技術職のチーフエンジニアとして加古慈(かこちか)さんが選ばれました。チーフエンジニアは復讐の車種の開発におけるまとめ約を業務としており、基幹職1級(通常の会社で言う部長クラス)に相当する役職です。今までトヨタの基幹職1級の女性社員は事務職では2名いたものの、技術職で同じ地位に女性が選ばれるのは同社では初めてのことです。加古さんは昇格前にトヨタの高級ブランド車「レクサス」の担当部門に勤めており、レクサスの小型車「CT200h」の開発を担当した実績が評価されたそうです。

なぜ、加古慈さんのような女性エンジニアは少ないのか

加古さんのように女性でエンジニアとして働く方は、増加傾向にはあるものの、まだまだ男性に比べてかなり少ないのが現状です。しかし実際にエンジニアとして働いていらっしる女性の方が、業務の中で男性との差を感じた場面は少ないそうです。問題は30代に入って結婚、出産といったライフイベントを経験する時で、この時期に妊娠中の体調、あるいは育児といった問題が付いて回り、エンジニアとしてのキャリアを見つめ直すことになる女性が多いそうです。加えて絶対数が少ないために、これといったロールモデルが不足しているという点も、エンジニアの、またはエンジニア志望の女性が少ないことの一因であると言えます。

女性エンジニアを増やすための企業の活動

このような状況下で近年、育児休暇だけではない、女性エンジニアに焦点を当てた福利厚生などの環境を配備している企業の動きが目立っています。加古慈さんが勤めておられるトヨタ自動車は、グループ会社をも視野に入れた理系女子学生や、エンジニアをはじめとする技術職の女性を育成する財団の設立を決定していますが、この決定も現役女性エンジニアの業務の充実、あるいは将来の女性エンジニアの増加を目的として行われたものです。そして同社での加古さんのような女性エンジニアが部長クラスに昇格したという例は、今後エンジニアになることを考えておられる女性の方にとって、良きロールモデルになると言えます。日本を代表する自動車企業であるトヨタでこのような動きが現れたわけですから、今後女性エンジニア向けの福利厚生に積極的になる企業はますます増える可能性が高いと言っていいでしょう。

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